着物を着こなすファッション
私は着物を格好良く着こなすことに憧れがあります。最近ちょっとお腹が出てきたような気がするのですが、そんなときこそ着物の良さが出るのではないでしょうか。スラリとした洋服であると体型の崩れは命取りになりかねませんが、着物ならばお腹の張りによって帯のおさまりがよくなり、体形の崩れをポジティヴなものに変えてくれます。岡千秋さんが「浪花恋しぐれ」を歌っていた時、着物を似合うように見せるためにわざと太ってみた、というエピソードもあります。着物の場合、打揚げや脇の縫込みによって何年か経っても調節が可能なため、体型の変化に応じて着続けることができます。一方で、時代劇でお馴染みのように、すらりとした体型の人が着ても着流し姿などは実に様になるものです。また、着物に洋の小物を合わせてみてもあまり不自然さは感じさせないものです。大正時代などの写真を見てみると、和装にカンカン帽やステッキなどという組み合わせはよく目にします。現在でも、たとえばジローラモさんなどが着物を着て、マフラーか何かを小粋に巻いてみたら実に似合うのではないでしょうか。テレビでセイン・カミュさんが甚兵衛を着ている姿を目にしましたが、実に似合っていました。明治や大正の頃は、インバネスコートと着物をよく合わせていた人がいたということです。
着物を着て日常生活を送る際、気を付けなければならないのは運転の際などです。下駄や雪駄でアクセルやブレーキを踏むと滑りやすいため、運転の際は別にスニーカーなどを用意しておいて、車の中で履き替えて運転するのがよいそうです。そのまま履き替えるのを忘れると不格好な恰好のまま外に出ることになりますので、気をつけないといけませんが。
あと、和服を着た際に厄介になるのが用を足すときです。袴を着ている場合は、後ろ紐をほどいて、袴を膝の後ろにしっかりとあてがい、着物や袴が水の中に落ちないように気を付ける必要があります。
少し気遣いは必要ですが、着物を着てちょっとした旅に出かけるなどというのは様になっていてよいものでしょう。